どこまで知ってる?機械式時計が振動に弱いわけ

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機械式時計は振動に弱いデリケートな精密機械

機械式時計は高級品であると同時に、手入れに大変気をつかうデリケートな機械です。内部機構が複雑である点に由来するところが大きいですが、ゼンマイ巻きを要するなど、完全完璧な密閉性を実現することがクオーツ式などと比べて難しい点もその理由です。水や磁気など、機械式時計にとって厳禁とされるものは種々ありますが、振動については特に注意しておく必要があります。では何故機械式時計は振動に注意しなければならないのでしょうか?

振動は機械式時計内部の部品に悪影響を与える

機械式時計は、物によっては数百の部品で組みあがる精密機械です。それぞれは、よほど粗悪な製品でない限りはしっかりと据え付けられていますが、継続的に同じような振動を与え続ければ部品の接合は緩み、部品の剥落を誘発させてしまいます。また、部品と部品の無用な摩擦を生む可能性もあり、それによって部品や潤滑油が消耗して故障してしまう可能性もあります。昨今は耐震性の高いモデルも多く発売されているため、こうした振動による故障は大きく減りましたが、依然としてその可能性がある点は覚えておきましょう。

機械式時計が振動に弱い本当のわけ

しかし、機械式時計が振動厳禁とされるのには、また別の重要な理由があります。それは機械式時計の構造に関わる問題です。機械式時計は、ゼンマイから得た動力をテンプと呼ばれる振り子機構に伝達し、このテンプから様々な歯車を通してそれぞれの針を一定の間隔で動かすことで時を刻んでいます。つまり、機械式時計は振り子を主動力としており、ここに無用な振動が加わると振り子の動きが阻害されて、正確な時を刻まなくなってしまうのです。振動は故障だけでなく、時計を狂わせる要因でもあるのです。

ブシュロン」とはフランスの高級宝飾品ブランドです。ハイジュエリーを中心に展開していますが、近年は時計や香水なども発表し、海外セレブにも人気のブランドです。